約6年間、私達の居場所だった下北沢を離れました。
話を少し遡って2018年、自分達で事業を立ち上げて4年目の夏。それまでは予算が限られていかこともあり、夜にBar営業をしていた物件の昼帯の時間を使わしてもらっていました。そんな乙女塾の立ち上げ初期の頃だったのですが、色々な事情が重なって拠点を移すことが決まります。
実は下北沢という土地に馴染みはほとんどなくて、上京したての頃に2〜3回ほど足を運んだことがある程度。当時の下北沢に対しての正直な感想は、なんだかごちゃごちゃしていて落ち着かなくて、あまり好きな印象ではありませんでした。
そんな場所でしたが “住めば都” というものなのか、新しい人と出会えたり、苦い経験が染み渡ったり、仕事の帰り道のその景色は華やかに見える時があったり、星ひとつ見えないと嘆く時もあり、自身の色々な感情が反映された光景が広がると共に愛着が湧いていたように思います。初めて新型コロナウイルスが世界へ広がったニュースを、スマートフォン越しに眺めていた時も下北沢にいました。簡単に表現すると、苦楽を共にした街という感覚です。
春、暖かい日差しの下で行列の中タピオカを飲み
夏、熱気を浴びながら祭り化粧の商店街を抜け
秋、落ち込みながら涼しげな夕暮れを屋台から眺め
冬、乾いた空に輝くイルミネーションの写真を撮った
気がつけばたくさんの思い出と、出会いと、苦労と、楽しさと、発見と、時代がそこにありました。たくさんの絵の具を子供みたいに混ぜたような、複雑な思いがそこにある。
新しい土地、不安と希望、降りる幕と、始まりのブザー音。これから始まる物語と未来を抱えて、階段を下り、改札へと向かう。
たくさんの思い出をくれた下北沢、本当にありがとう!
それじゃあ、またね!
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